肩こりを考えるときに、筋膜のつながりを考えるのは1つポイントになります。
筋膜という言葉を最近はよく耳にするようになり、書店でも多くの本を見かけるようになりました。
「筋膜ローラー」や「かっさ」といった道具を使って、筋肉をリリース(ときほぐし、滑りをよくする)する方法はテレビでも紹介されています。
今回は肩こりにも影響する筋膜のつながりを考えた、オフィスでもでもできるマッサージ方法を動画でお伝えします。
肩こりに関係する筋膜
(引用)アナトミー・トレイン [Web動画付] 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線
肩こりに関係する筋膜に、手首を上に上げる筋肉(手根伸筋群)が挙げられます。
この筋肉たちは肩こりでもよく問題になる僧帽筋(そうぼうきん)と呼ばれる筋肉と筋膜を通してつながりを持っているので、この部分が硬くなったりすることで腕全体が重たくなり、肩が凝ってしまいます。
手首を上に上げる筋肉は五十肩などにも効果があるので、肩の症状を緩和させるにときにはよく使う筋肉になります。
※筋膜のつながりは「アナトミートレイン」という本で紹介されています。
肩こりのツボもある
手首を上に上げる筋肉(手根伸筋群)の近くには、東洋医学でいう経穴(ツボ)が2つ存在します。
この二つのツボは、どちらも肩こりやうでの疲れに効果のあるツボになりますので、うえでをマッサージすることで筋肉もツボも刺激できるというわけです。
両方あわせてもマッサージしても1分程度で終わると思いますので、肩が凝ったと思ったら、仕事の合間にマッサージしてあげてくださいね。
肩こりについてはこちらでも詳しく解説しています。
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