体幹は人間にとって、とても大切な役割を果たしています。
手足を上手に操作するためには体幹が安定している必要があり、その役割を担っているのは背骨や背骨を支える筋肉、そして神経です。
発達に特製のある子どもたちの場合、大きな動きの粗大運動が苦手で、バランスも悪いことが指摘されています。
姿勢やバランスの発達は体幹の中心部から外側に向かって起こるとも言われているので、体幹が上手に使えることは日常生活を行う上でも大切になります。
体幹トレーニングはこんなお子様に☝️
- 落ち着きがない
- 食事中や授業中に姿勢が悪い
- ごろごろしていることが多い
- 真っすぐ立てない
- 体力がない
体幹トレーニングの効果
- 姿勢が良くなる!
- 運動神経UP!
- バランス能力UP!
- 集中力UP!
- 学習意欲UP!
人のカラダは粗大な動き「粗大運動」から細かな「微細運動」へと発達していきます。
【粗大運動】
粗大運動はカラダ全体を使って歩いたり、走ったりさらにはジャンプしたりする運動のことです。
それだけでなく、姿勢保持するためのバランスも粗大運動に含まれます。
【微細運動】
手や指先を使った細かな作業を必要とするのものです。
お箸を使ったり、えんぴつやクレヨンで絵を書くなどが微細運動になります。そのほかハサミを使ったり、ボタンをかけたり、靴紐を結ぶといった細かな動作も該当します。
子どもの発達は、一般的にまず頭側から体幹に向かって下方向に発達します。その後は体幹から手足の末梢の側に成長が進んでいき、徐々に部分な動きや片側だけを利用した発達に向かいます。
動きにおいては末端の成長が進むことで、粗大な動きから微細な運動を獲得する流れとなっています。
カラダの中心である体幹が安定しなければ、うまく手足を操作することはできません。動きの中で姿勢を常に保っている体幹は、手足と協調しながら働く必要があるのです。
手足を上手に使うために、姿勢がくずれないようにすることを「姿勢を制御する」と言いますが、姿勢の制御は無意識に行われているので、子どもが姿勢を意識しすぎると今度は動きが上手にできません。
体幹は単に筋力をつければ姿勢を保つ能力が高まるというのではなく、無意識に姿勢を保持できるような能力を高めてあげる必要があります。
訪問療育では、遊びを通しながら子どもたちが楽しんで無意識に体幹が鍛えられるような療育をおこなっています。